漢字教育士をめざす若い世代

― 漢字の面白さ・奥深さを伝えていく未来の漢字教育士たち ―

次の世代に漢字の魅力を伝えたい

大学院生(当時) 布谷達朗さん

成り立ちを知り、漢字に魅かれた

小さい頃は暗記中心の漢字学習がとても苦手でした。でも書道を習い始めたことがきっかけで次第に漢字に興味を持ち始め、成り立ちなどを深く知っていくにつれますます漢字に魅了されて漢字教育士の資格を得るまでにいたりました。

子どもたちの国語力向上に貢献したい

現在は「漢字探検隊」などの活動のお手伝いをしています。そこでは子どもたちの楽しそうな表情を肌で感じることができるので、私も漢字をもっと勉強しながら次の世代にその魅力を伝えていければと思っています。将来は教育機関に勤め、漢字教育士として子どもたちの国語力や表現力の向上に貢献したいです。

自分の得意を活かして活動したい

大学生(当時) 大塚実咲さん

意味を知ってこそ漢字の魅力がわかる

10歳の時に「紫雲英(しうんえい)」という言葉がレンゲ畑だと知り、天の雲と地の花を結びつける豊かな情景を3文字で表現できる漢字の素晴らしさに感動しました。書き取りといった漢字学習が苦手な私でしたが、それ以来、どんどん漢字の魅力にはまっていきました。

アイデアを活かして教えられる漢字教育士に

今は体験型講座で使う資料などを作成し、漢字教育士の活動をサポートしています。私は絵を書くことが好きなので講座で使う漢字カードなども作っていますが、漢字教育士の資格を取ったあとはもっとアイデアを広げ、一人でも多くの人に漢字の魅力を知ってもらえる活動をしていきたいですね。