生徒の表現力を伸ばすために、自らの“教える力”を

京都学園中学高等学校 図書館・国語科教員 (公財)日本漢字能力検定協会「漢字教育サポーター」 漢検準1級取得 伊吹 侑希子さん

今の知識だけでは不十分と感じ、漢字教育士の資格を

国語科の教員になって8年になりますが、一生懸命学んでいる生徒と向き合うためには今の知識だけでは不十分と感じ、漢字教育士の資格を取りました。
授業で漢字の成り立ちなどを説明するときは多少雑談になっても、生徒たちの知的好奇心を引き出すことができればと思っています。私は図書館も担当していますので「漢字の本」のフェアを行うなどの工夫も行えるようになりました。

生徒の国語力や語彙力の向上に

小論文の指導を行うと生徒が使う言葉の数が少ないと感じることがあります。また、人前で漢字の読み書きができず、恥ずかしい思いをしたという生徒も…。
受験で必要だからという以前に、漢字や言葉を知っておくと日常生活は豊かになりますよね。ですから、私が漢字教育士の講座で得た知識を授業で話すことで少しでも言葉に関心を持ってくれれば、生徒の国語力や語彙力の向上にもつなげられると思っています。