漢字教育士の様々な活動②

― 子どもたちの国語力向上や地域の活性化をめざして ―

漢字教育に力を入れる 福井県の事例

漢字を楽しく学ぶ授業により、
国語力・表現力が向上

福井県では、これまでの暗記中心だった小学校の漢字教育を大きく見直し、子どもたちが興味を持てる県独自の授業を実施しています。これにより子どもたちの学習意欲が高まり、国語力の向上につながりました。


■平成24年度 全国学力・学習状況調査結果

子どもたちのために「教える力」を磨く教員たち

漢字教育士がサポート!

漢字教育研修には、現職の教員だけでなく地域ボランティアで教育活動をされている方々も参加。漢字を教えるための専門知識をプロの漢字教育士から学びます。

元・福井県教育庁義務教育課
幼児教育支援室 指導主事 村上一美さんのお話

小学校の教員や地域で教育活動のボランティアをされている方々が、自らの“教える力”をさらに向上させようと漢字教育研修を受講されました。漢字教育士による身振り手振りを交えた講義はとても理解しやすく、受講生から「どう漢字を教えればよいかよくわかる」という声を数多くいただきました。

漢字教育士 久保裕之さん のお話・その②

漢字教育研修は主に大人を対象にした漢字講座。受講者は教員、塾や書道教室の先生、地域でボランティア活動をされる方など様々。参加される方は日頃から漢字に親しまれていますが、それでも漢字の歴史や成り立ちまでをご存知の方は少ないようです。ですから漢字教育士は、漢字を学ぶ楽しさと同時にその奥深さも教えることが大切です。

◎立命館大学 社会連携部 社会連携課 漢字教育士
◎立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所・文化事業担当