私が学ぶことで生徒の語彙力向上につなげたい

高校国語教員 堤 乃扶子さん

自分の「教え方」を見直す機会に

漢字を覚える高校生の立場に立つと、「書きなさい、覚えなさい」ばかりではやはり楽しくないようです。また“漢字”も、ぞんざいな扱いをされて何だか可哀そうだなと(笑)。この講座を受講しようと思ったのは、興味のあった漢字を学びながら、今までやってきた自分の教え方も見直せるいい機会になるのではと思ったからです。

漢字の歴史や成り立ちまでは知らなかった

この講座を受けて感じたのは、漢字を知っていてもその歴史や成り立ちまでは知らなかったということです。授業や確認テストの採点で日頃から漢字に触れていますが、それでも知らない知識のほうが多かったですね。ですから講座を通して深い知識を習得しつつ、既に知っていた内容はあらためて復習できたのでとても有意義でした。

講座で得た知識は生徒たちに還元

今、全県的に生徒の語彙力を高めることが求められています。そのためにも漢字学習はとても大事だと思いますし、教える側も興味を抱かせるやり方を考えないといけないですね。私は早速、漢字の成り立ちをクイズ形式にして出題していますが、そうした小テストでも生徒は大変興味を持ってくれます。自分が得た知識はこれからもどんどん生徒に還元していきます。

※(財)日本漢字能力検定協会主催 漢検1級・準1級取得者対象 漢字教育サポーター育成講座受講